焼く、炊く、茹でる、煮る、蒸す、何でもできる万能クッカーで人気のメスティン。一時期は人気過ぎて入手困難な時期もありました。
そんなメスティンですが、購入してからまず行っておきたいシーズニングについてご紹介します。
trangia メスティン
今回使用したのはtrangia社のTR-210です。
熱伝導率の高いアルミでできているため熱が内部に均一に伝わり、ふっくらとしたご飯を炊くことができます。
TR-210以外にサイズの大きいTR-209の2サイズ展開です。
TR-210は1.5合のお米を炊くことが出来るのに対してTR-209は3合まで炊くことが出来ます。
メスティンってシーズニング必要なの?
シーズニング
シーズニングとは、一般的にスキレットなどの鋳鉄製の鍋を油をなじませて慣らすという意味があります。
メスティンはアルミ製。シーズニングって必要あるの?と言う方もいらっしゃるようですが、メスティンにもシーズニングは必要です。
シーズニングをしなくても問題はないのですが、することによって焦げ付き防止、アルミ臭の取り除き効果が得られるのでギアを大事に使っていくために、シーズニングは行っておきましょう。
バリ取り
購入してまず行うことは、シーズニングともう一つ「バリ取り」と言うものがあります。
購入したばかりのメスティンは、蓋のフチにバリが残って鋭利になっている部分があります。
このバリによって怪我をしないように取り除く作業が「バリ取り」です。バリ取りはシーズニングを行う前に行います。
バリ取り
バリ取りの方法をご紹介します。
用意するもの
・軍手などの手袋(手を切らないように使用することをお勧めします)
・目の粗いヤスリ(私は自宅にあった#360を使用しました)
・目の細かいヤスリ(こちらは#1000を使用しました)
手順
削るだけなので手順も何もないのですが、、、
- 目の粗いヤスリで大まかにバリを削り取っていきます。
- 目の細かいヤスリで綺麗に仕上げていきます。
注意点として、削りすぎてしまうと蓋とのかみ合わせが悪くなってしまうので、削りすぎには注意してください。
手で触ってもバリを感じなくなるまで仕上げたら完了です。
シーズニング方法
メスティンは皮膜加工がされていないため、米のとぎ汁を使って皮膜を張っていきます。
用意するもの
- 米のとぎ汁
- メスティン全体が入るサイズの鍋
手順
- お米のとぎ汁を張ったお鍋にメスティンを沈めます。浸かってない部分があると膜が張られないため全て浸かるようにしてください。
取っ手のゴムの部分は外しておいてください。 - メスティンを入れたら火にかけます。沸騰したらそこから10分~15分ほどグツグツさせます。
- 時間がたったら火を止めて軽く洗い流してシーズニング完了です。せっかく膜を作ったばかりなので洗剤では洗い流さないようにしてください。
まとめ
シーズニングはギアを長く大切に使うための作業です。
バリ取りと合わせて行っても1時間ほどで終わる作業なので購入したらまず行うことをお勧めします。
シーズニングで張った膜は、数回使用しているうちに落ちてきてしまうので定期的に行うとより長く綺麗に使うことが出来ます。
コメント
シーズニングですが、メスティンとスキレットがごちゃ混ぜになってませんか?
油膜を形成したスキレットでは洗剤を使用すると油膜が取れるかもしれませんが、メスティンは洗剤で洗っても大丈夫だと思いますよ。洗剤付けたくらいで取れるようなものなら煮炊きするだけで簡単に剥がれると思うのですが?